私の成分

今の私はこうやって出来あがったとさ。

神戸在住になった訳。6

しばらくすると、文化住宅の大家さんから契約した以外の人が住んでるようだがどうなっているのか?とジローさんの親に連絡がいったらしい。

大家さんは文化住宅の裏手に自宅があり、私が仕事が休みの日に、窓を開けて掃除したりしていたから、不信に思ったのだろう。

ついにジローさんの両親にばれ、私の親も呼び出されて神戸へ来ることになった。


狭い文化住宅の部屋に、私の両親、ジローさんの両親、美容室の先生夫婦、そして私とジローさん、知り合いの三人。

前回も書いたが、この辺りは記憶があやふやである。

印象に残っているのは、ジローさんのお父さんが「こいつ、日替わり定食なんですわ。色々問題起こしよるんです」という言葉と、私の父親が「二十歳過ぎたら、決めるのは娘」と言っていたこと。
ジローさんが私との結婚を考えてると言い、私もうんと頷いていたが、本当はちっとも結婚にピンと来ていなかったこと。
店の奥さんが、仕事続けたいだろうからと応援しに来たのに、私は仕事辞めたいと思っていたと言ったら、怒って帰ろうとしたこと。

覚えているのはそれくらい。いや、結構憶えてるな(笑)

結局、まずは美容師の勉強をちゃんとしなさいと。その為なら 神戸に居ていい。結婚はその先の話しだと私の親は言ってくれた。

私は一度宮城へ帰り、荷物をまとめてもう一度神戸へ、「美容師の勉強」の為に神戸へ来ることになった。




思いの外、両親は私を責めなかった。

続*