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私の成分

今の私はこうやって出来あがったとさ。

神戸在住になった訳。14

再び神戸へ戻ることを決めた私に、両親は何を思っただろう。

馬鹿な娘と思ったかもしれない。
今は知る由もない。(怖くて聞けない・・・聞いたかもしれないが忘れた)

 

再びジローさんと暮らすことは出来ない。
前のように先生の家へ居候させてもらうことになった。

先生は、震災前に家を建てるべく棟上げをしていて、地震で多少土地はズレたが、あまり被害もなく建ち上がったので、その新築のお宅へ住まわせて貰えることになったのだ。

これも 「たまたま」か「運命」か、ちょうど一番上の息子さんが、広島の商船高専へ行くことになり、部屋が空いたからだ。

それからジローさんとは、まるで「実家住まい家事手伝い20代女性」のような交際を続けることになった。

逢うのは土日、お泊まりはなし。

別に強制されていた訳ではないが、プレッシャーがあった。

普段 男先生は、同棲はあかん、出来ちゃった婚なんてもっての外と豪語する人だ。

一度ジローさんに「泊まったっていいじゃないか」と言われた事があるが、なんて私の立場を考えない人なんだとイラついた事があった。

どだい、この関係性が私をがんじがらめにしていたんだなと思う。

 

しがらみを捨てたくて飛び出したのに、またしがらみ。

 

やっぱり、馬鹿な娘だったんだ。

 

続*