私の成分

今の私はこうやって出来あがったとさ。

若気の至り6

再び付き合ってから一年経ち、Oは大学へ合格、私は就職し、年子の妹とアパートを借りて住みだした。

美容師の見習いは忙しい。

店は10時開店なので9時に店に入って、終わって帰るのが22時や23時。あの頃はそれが普通で、当然Oと会う時間も減る。

ここから先は、記憶に残っていたエピソードだ。

ある日、ウチで一緒にご飯を食べていた時、私が何か気に触る事を言ったのだろう。
腹を立てたOは壁を殴った。
すると、ボッコリと穴が空いたのだ!
すかさず「帰れ!」と怒鳴った私。

その時はスゴスゴと帰って行った。

その出来事から 暫く経ったある休日、昼くらいまで眠っていた私。
ブツブツブツブツ・・・・・
なんだろう?何か聞こえる・・・
ブツブツブツブツ・・・お経?

ようやくハッキリしてきた頭に聴こえてきたのは、Oの声。

この人鍵持ってないのになんで部屋にいるの?・・・恐ろしさを感じて、目を開けず、眠ったふりをしたまま、Oから顔が見えないように、反対向きに寝返りを打った。

相変わらずブツブツブツブツ・・・
黙って聞いていると、お前はこういう奴で、あの時ああだった、この時こうだった、だから酷い奴だと、ブツブツブツブツ念仏のように唱えているのだ。

・・・段々腹が立ってきた。

ガバッ!と布団を跳ね上げ、起き上がり「人んちで何やってんだ!帰れ!」と叫んだ。

Oは またスゴスゴ帰って行った。ブツブツブツブツ恨み節付きで。


その後、また暫くOと会うことも無かったのだが、突然、知らない女性から電話が掛かって来た。

「どちら様ですか?」
「O君と同じゼミの**です。O君、今あなたとの事で苦しんでます。優しくしてあげて下さい」(内容は忘れましたが、意味はこういう感じでした)

「は?あなたとはどんな関係で?」

「友達です」

「じゃあ、ほっといて下さい」

「彼が可哀想です」

「じゃあ貴女が付き合えば」ガチャッ

私を悪者呼ばわりかい。ふーん、上手いことやってんじゃん。

Oに、こういう電話があったことを伝えたら、「あの子はいい子なんだ、俺を気にかけてくれる優しい子なんだ」と褒めまくったから
「ああそう。じゃあ、付き合えば」
と別れ話になり、結局 そのまま別れた。

ちゃんちゃん。

引っ張ったわりに、簡単に終わってしまい申し訳ありません。

仙台に住んでいた2年半、私にとって辛い・・・というか、若気の至りとしか言い様がない時間でした。

しかし・・・考えたら、今も余り変わってないですね(笑)この先も似たような事を繰り返すのですから。