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私の成分

今の私はこうやって出来あがったとさ。

若気の至り4

若気の至り
なんでコイツが此処にいるんだ?

私の心臓は早鐘を打っていたが、知らない人間のように無視して通り過ぎた。

怖かった。
その頃仙台には美容学校は2校あったのだ(今は私の卒業した学校はない)が、どちらの学校か何故知っているのか?
いや、美容学校に行くことを話したっけ?思い出せない。

美容学校が始まると、担任の先生がこんな話をした。
「生徒の叔父だと言って、この学校にある人が入学しているかという問い合わせの電話がありました」

私はその時、全くピンと来ていなかった。
しかし、そのすぐ後に、寮で事件が起きた。

私が住むことになった寮に、不審者が入っていたと、学校で騒ぎが起こったのだ。

その不審者は勿論、O。

先生が言うには、私達が学校に行っている間に、寮を検分しに行くと、キッチンにしゃがみこんで隠れようとしていたらしい。


何故?
何故彼は、寮の中に入れたのか?

寮の皆が集められた時に、その中の一人がこう言った。

「私が鍵の場所を教えました。(私の)彼氏さんだって言うから・・・。誰も居ない時でも、ここに鍵があるからって」と。

はぁ!?なんて余計な事をする人なんだ!と怒りが沸いたが、事情を知らないのだから仕方がない(でも今考えてもおかしい行動だ。私だけでなく、それ以外の人もいるのに)。

先生は「あなたはどういうつもりなんですか!?彼は一体なんなんですか!?」と私を詰問する。

私は正直に、彼は以前付き合っていた人だが、もう別れて関係のない人だと話した。そして、迷惑をかけてすみませんと謝った。

先生達は、私を男にだらしない人間だと思っただろう。そう思っている雰囲気が透けて見えた。
これから新しい生活を頑張ろうと意気込んでいた気持ちはシャボン玉のように消えてしまった。


その後、やはりOに待ち伏せをされ、どうしても話しを聞いてくれと懇願されたので、近くにあった喫茶店へ入った。

手紙の件もあったし、少しでも文句を言ってやりたい気持ちもあったのだ。

しかし、その喫茶へ入ってはいけなかった・・・