私の成分

今の私はこうやって出来あがったとさ。

引き寄せの法則2

 

その彼をN君とする。

N君は元々高校の同級生だったが、クラスが同じになった事がないし、中学も別だったので全く話しをしたことがなかった。
 
何故付き合うようになったかといえば、実家に出戻って幼馴染みの同級生と遊ぶようになり、「紹介するからあの子も一緒に遊ぼう!」という軽いノリで会ったところ、お互いに憎からず思ったから。
その頃には、私の「体格」もスリムになっていたし、あれだけ悩んでいた顔の吹き出物もキレイさっぱりなくなって、僅かな自信も戻ってきていた。
 
あの、女なら一番輝く年頃を汚い顔で過ごした時期は忘れたい過去だ。
その頃の私の口癖は「これは本当の私じゃない」だった。
いやいや、お前以外の何者でもないよと、今ならツッコミを入れるところだが、真剣にそう思っていたのだ。現実逃避もいいとこだ。
 
N君は、背は低いが男前だし(好みの問題です。念のため)、長男だけれど 婿に入ってもいいという。農家の婿取り娘にとっては願ったり叶ったりな人だった。
N君とは結婚するだろうなと私も思っていたし、家族もそう思っていただろう。
 
だが、母の「あんたこのまま結婚して、この家にいるのか?それで本当にいいのか?」
という言葉と、恋愛期間が長くなるほどに
「このまま、この田舎にずっと居るのか・・・」という漠然とした不安というか不満が、私に望みを抱かせた。
 
「誰か私をここから連れ出してくれないだろうか」
 
この望みは、無意識からの発露。何故なら思いがけず、願いが叶ったのだから。
 
 
私を連れ出してくれる人が現れた。
 
 
 
 
 
*続