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私の成分

今の私はこうやって出来あがったとさ。

君の往く道は6

店長以外は女性ばかりの仙台駅前店では必死だった。
「とにかく怒られないように・・・」その思いで一杯だった。
考えると、この時点で「一人前になってやる!」という気持ちがない。できるようになるのは叱られない為だ。頑張る方向が間違っている。


一年ほど経ってから、今度は仙台中央通り店へ異動になった。
ここには男性美容師も多く、少しユルい雰囲気でまだ気持ちが楽だった。
その代わり、スタイリストの入れ替わりが激しく、色んな人がいた。
ロンドン帰りの人、東京帰りの人、再び海外へ行くと辞めて行った人・・・
初めて大勢で飲みに行き、雑魚寝という体験をした。今で言うところのクラブという所にも連れて行ってもらった。
岡村靖幸のライブへ行きたいと言ったら、先輩が嘘に乗ってくれて早く帰らせてくれたこともあった。
あの頃店で流れたり、教えてもらった音楽は今でも覚えてて懐かしい。(ポール・ウェラーとかスタイル・カウンシルとか、EBTGとか)

男女入り混じっていると、もつれもある訳で・・・。その辺りも面白かった(当時太りまくっていた私には浮いた話はなかったが)。

楽しいこともあったが、やはり仕事は辛い。遊ぶ暇もなく、彼氏もいない、寂しい日々(と思い込んでいたな)。同期は店の先輩と付き合ったり、または辞めて結婚したり。
世はバブルの終焉期。まだ弾ける前だったので、OLになった同級生の楽しそうな姿が羨ましかった。
ねずみ講に引っかかったのもこの頃だ。「寂しさ」や「孤独」は、そういう人間を呼び寄せる。これは何年か後にも同じことになる(笑)

そして、国家試験の実施試験に合格した私は、辞めることをマネージャーに伝えたのだった。